映画:東京喰種

石田スイさん原作。人気漫画の実写版。

漫画の実写化は、原作のイメージを壊す事が多いけれど、これは良い例外。  

映像もストーリーも俳優さんも原作に近くて、良かった!

主人公の「カネキ」を演じた窪田正孝さん。

自分の意に沿わず喰種になり、人間の肉しか食べられなくなってしまった青年。

人間の肉を食べたい欲望と、原罪とも言える人肉食の拒絶。凄まじい葛藤を演じた彼に喝采。

窪田正孝さんは意外に肉体派で細マッチョの筈なのに、人付き合いが苦手で弱気な青年であるカネキのひ弱な雰囲気が凄くピッタリ。

普通の食べ物が受け付けられなくなり、人の肉を食べたくて夜の街をさ迷うシーン。

ただ一人の友達であるヒデを守るため他の喰種と戦かったのに、血まみれで意識を失ったヒデを食べたくて仕方がなくなるシーン。

そして、半分人間で半分喰種の自分を受け入れてくれた「あんていく」の仲間をCCG(喰種対策局)から守るために、CCG捜査官の亜門と命懸けで戦う。その途中「人殺しになりたくない」と慟哭するシーン。

どれもが、とても良いシーンだった。

 

続編を観たい。でも、映画を作るには相当お金がかかるだろうし、シリーズ物になったとしても、一体、何本になるの?…原作は、まだ連載中だしね。

それに、続編があるとしても、トーカ役の女優さんは誰になるのかな?

 

オマケ。漫画の実写版の予告編が二つあったので、その感想を。

○「亜人」…原作は読んだ事がない。

  期待値大。また、観たい映画が出来た。

  綾野剛さんの狂気の演技が観たい。

○「鋼の錬金術師」…原作は大好きな作品。

 …ウーン。日本人が演じるのは、凄い違和感。

 主人公のエドワード役の山田涼介さんの髪の色が変! 金髪過ぎるというか、彼には似合わない色。もっと検討して欲しかった。茶髪でも良いのに。

 そして、ロイ・マスタング役はミッチー(及川光博さん)じゃない(笑)。いやいや、ディーン・フジオカさんが駄目というわけではないんだけどね…。 ホムンクルス役はイメージに近いけど、やっぱり、あの世界観を日本人が演じるのは無理。 モブの人達も違和感あり過ぎ。

 調べてみると、無理やり実写版の代表作である「宇宙戦艦ヤマト」を作った会社。

なるほど、ジャニーズつながりかぁ。ジャニーズ映画を撮りたくて、人気のある話を…というパターンなのかな?